変数増減法(ステップワイズ法) forward-backward stepwise selection method
重回帰分析や多重ロジスティック回帰分析における説明変数(独立変数)を選択する方法として強制投入法,総当たり法,ステップワイズ法があります.変数増減法はステップワイズ法の一つで,有意な説明変数(独立変数)を1つずつ取り込んだり取り除いたりしながら,有意な回帰モデルを作成する方法です.なお,ステップワイズ法には,この他に変数増加法,変数減少法,変数減増法などといった方法もありますが,現在ではステップワイズ法と呼称するときは,Efroymson(1960)によって提唱されたこの変数増減法を指すのが主流となっています.
統計解析ソフトでステップワイズ法を行うと変数が自動的に選択されるため,客観的かつ便利な方法です.しかし,いかなる統計解析でも共通なのですが,数理的な理論に基づいた説明変数(独立変数)が選択されるため万能ではなく,専門的な観点からは不要な変数が取り込まれたり,有意でなくとも必要な変数が除去されたりする危険性もあります.
統計解析ソフトでステップワイズ法を行うと変数が自動的に選択されるため,客観的かつ便利な方法です.しかし,いかなる統計解析でも共通なのですが,数理的な理論に基づいた説明変数(独立変数)が選択されるため万能ではなく,専門的な観点からは不要な変数が取り込まれたり,有意でなくとも必要な変数が除去されたりする危険性もあります.
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