MC:対象者は運動と歩数について毎日記録し,6ヶ月間(1~2ヶ月:毎週,3~4ヶ月:隔週,5~6か月:月1回,計14回)電話でのカウンセリングを受けた。カウンセリングは社会認知理論[1.]や多理論統合モデル[2.]等に基づいて行った。運動状況についてのフィードバックや有酸素運動の促し等を行い,運動に対するアドヒアランスが高まるように努めた。また,対象者はカウンセリングの度に運動・疾患についての個別指導シートを郵送で受け取った。6ヶ月以降は,隔月で電話での運動指導を受けた。さらに運動経過の報告書を4週目,8週目,12週目,16週目,20週目に郵送で受け取った。
CC:MC群と同様の頻度で,電話を受けた。電話では,質問紙にて健康状態の聴取を行った。疾患についての個別指導シートはMC群と同様の頻度で受け取った。運動についての個別指導シートは12ヶ月後に受け取った。
アウトカム:下記アウトカムを用いて介入前,6ヶ月後,12ヶ月後で評価を行った。
・Seven‐Day Physical Activity Recall[3.]
・3次元加速度計による活動量の評価
・運動負荷試験:ブルース法でのトレッドミル運動負荷試験(介入前と6ヶ月後のみ評価)
・運動に対するモチベーション: 5段階の行動変容ステージ分類で評価[2.])
・脂質・炎症マーカー:LDL,HDL,総コレステロール,CRP
・SF‐36