2017.12.07

第7回日本支援工学理学療法学会学術大会

学術大会長 挨拶

日本支援工学理学療法学会は日本理学療法学会の分科会での学術集会から第7回より学術大会となり、新たな一歩を踏み出そうとしております。この日本支援工学理学療法学会は理学療法分野における福祉用具、義肢装具、車椅子、シーティング、ロボティックスなどの適応やこれらを使用した介入効果、生活環境への関わり影響など様々な取り組みに関する情報発信の場として位置付けております。
近年の材料の開発や機器の発展に伴い、利用者には大きな可能性の変化がもたらされています。
しかし昨年、日本理学療法学会において行われたアンケート調査「理学療法士の福祉用具・義肢・装具支援に関する実態調査」の中で理学療法士の義肢装具、福祉用具の使用経験の減少、情報不足など臨床や教育現場で理学療法士の義肢装具離れが懸念されています。
一方、臨床現場では改めてこれらの新しい情報が求められていることも明らかとなりました。
その他の職種では作業療法士の分野では生活行為向上マネジメントの中での福祉用具の活用や義肢装具士では大学教育を修了した義肢装具士の増加による補装具適合の向上など理学療法士以外の職種が支援工学分野の重要性について認識されてきているようにも思えます。
日本支援工学理学療法学会では「もの在りき」の学会と認識されやすいのですが、その「もの」を如何に利用者に適合していくか、環境整備していくかが理学療法士の役割であると思います。
今回の学会では理学療法士の原点でもある「移動」に注目して義肢装具、移動介助機器を利用することによって利用者はどのように変化してきたのか、これからどのような変化が期待できるかなど考えていきたいと思っております。
教育講演では2年後に東京パラリンピックが開催され、健常者と同等もしくはそれを超える記録も出ることが予想されている下肢切断者の走行について国の研究機関である産業技術総合研究所の保原浩明先生に近年の走行用義足の現状と展望などについて講演していただきます。
シンポジウムではテーマを「活動・参加を促進する移動支援機器」~理学療法士の果たすべき役割~ と題して、臨床、地域で移動支援機器を利用されている方へ理学療法士がどのようなかかわりを持てるのか、また効果的な関わりをするためにはどのようにしていくべきなのかについて報告していただく予定です。
会場は新幹線新大阪駅からJR京都線で東へ3駅の岸辺駅から徒歩10分の大阪人間科学大学庄屋学舎で行います。
模擬走行義足など義肢装具、福祉用具のブースも設置予定しており多数の方々に参加いただき、有意義な学術大会にしたいと考えております。
 
第7回日本支援工学理学療法学会学術大会
学術大会長 長倉 裕二

テーマ 移動を支える支援工学
会場 大阪人間科学大学 庄屋学舎(大阪府摂津市正雀1-4-1)
会期 2018年9月29日(土)
学術大会長 長倉裕二(大阪人間科学大学)
準備委員長 栄健一郎(適寿リハビリテーション病院)
プログラム ◎教育講演:保原 浩明(産業技術総合研究所)
「機械は人間を超えられるか~走行用義足の展望について」
  司会 長倉 裕二先生(大阪人間科学大学)
◎シンポジウム
「活動・参加を促進する移動支援機器」~理学療法士の果たすべき役割~
 司会 栄 健一郎先生(適寿リハビリテーション病院)
◎一般演題
◎機器展示
   ポスター参照
主催 公益社団法人 日本理学療法士協会 日本支援工学理学療法学会 
演題募集期間 平成30年5月15日~6月16日
事前参加登録期間 平成30年6月29日~平成30年9月9日
参加費 会員事前 3000円
会員当日 4000円
非会員理学療法士 5000円
非会員他職種 4000円
定員 360名
問い合わせ 適寿リハビリテーション病院
sakaeken@tekiju.com  栄 健一郎

準備委員

大会長 長倉 裕二 大阪人間科学大学
準備委員長 栄 健一郎 適寿リハビリテーション病院