代表運営幹事挨拶

日本神経理学療法学会代表運営幹事   大畑光司

日本神経理学療法学会代表運営幹事   大畑光司

2019年度から新しく日本神経理学療法学会の代表運営幹事を拝命いたしました大畑光司と申します。日本神経理学療法学会は脳卒中、脊髄損傷、神経難病、脳性麻痺など様々な中枢神経疾患を対象とした理学療法の確立とその検証を行うことを使命としております。
 超高齢社会が進行する中で、現在さまざまな領域の研究者が、リハビリテーションや理学療法に注目しています。今後、本領域にロボットや脳画像解析などの様々な先端技術が応用されていく機会は増えるでしょう。しかし、実際に他領域の専門家と対峙し協働する際に、我々は「これが神経理学療法学である」という核を持っている必要があるのではないでしょうか。
 これまで、理学療法領域の研究においては、他の領域(例えば体育や心理学、公衆衛生学など)のトピックスをそのまま理学療法に当てはめるだけの「二番煎じ」の研究が数多く行われてきました。しかし、もし「二番煎じ」のままであれば、今後展開される先端的な学際研究において、理学療法研究者は必要ない(体育や心理学の専門家を入れれば良い)ことになるかもしれません。神経理学療法学は神経疾患患者の運動学的病態を研究し、その運動療法やトレーニング法などの解決策を提示できうる唯一の学術領域です。日本神経理学療法学会において、理学療法士にしかできないオリジナリティの高い「核心」を創発することを目指したいと考えます。
 日本神経理学療法学会の発展のために、皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします。
 
​2019年6月
​日本神経理学療法学会
代表運営幹事  大畑 光司