代表運営幹事挨拶

日本神経理学療法学会 代表運営幹事       吉尾雅春

日本神経理学療法学会 代表運営幹事       吉尾雅春

いよいよ分科学会が独立して学術大会を開催することになりました。日本神経理学療法学会ではその準備として、前身の神経理学療法研究部会からこれまで15回の学術集会を重ねてまいりました。その間、学術的な内容も運営の方法についてもさまざまな取り組みを行い、今日に至っています。独立運営する第16回学術大会では改めて襟を正して、会員の皆様が納得できるような大会にして17回、18回へと繋げていきたいと考えています。
 近年、脳に関わる研究報告が多くなり、理学療法士による臨床での取り組みもみられるようになりました。ロボティクスの活用も現実的なところまで見えてきました。再生医療の領域でも理学療法士による報告が散見されるようになってきました。さらに着実なものにしていくために、学会でも取り組んでまいります。
 一方で、中枢神経障害の領域では用語の定義が曖昧であったり、病態の原因の説明が科学的とは思えないものがあります。動作分析あるいは歩行分析においても普遍的・客観的情報に基づくリーズにングとは言い難い状況にあります。その先に中枢神経障害をもつ人々の歩行やADLがあるのです。理学療法士は中枢神経障害をもつ人々が人間として復権することに対して真摯に向き合い、支援していけるような存在でなければいけません。それが私たちの責任です。これらの課題を一歩でも二歩でも前に進められるように、皆様の積極的な学会活動への参加を期待しています。
 
​2017年6月
​日本神経理学療法学会
代表運営幹事  吉尾 雅春