設立の趣旨

設立の趣旨

日本基礎理学療法学会は、疾患領域に基づく縦断的な研究体系に対して、理学療法学における横断的かつ学際的な学問統合の基盤の場として資することを通し、臨床における理学療法効果の根拠となる知見を得るための学問分野として、真に科学的な理学療法学の発展に寄与することを設立の目的とする。すなわち、本学会は以下の3条項を設立の趣旨として掲げ、学術活動を展開する。

  1. 各領域における理学療法を科学的視点から裏付けるともに、更なる効果的な理学療法の開発への礎となる。
  2. 他の学際領域に無い理学療法刺激に対する疾患領域の枠を越えた刺激-応答系に関する学問体系を構築する。
  3. 全世界への情報を発信し医学的・科学的な理学療法を国際的にリードする。

以上の目的のために、本学会は5つの研究領域を包括する。

1)構造・機能・情報学
 ヒト、動物・培養細胞を用いた解剖・組織学、生理学、生化学、病理学、細胞生物学、分子生物学、遺伝子工学、再生医学等に関する理学療法学領域の基礎研究(運動や物理的刺激による生体反応の解明や、痛みの原因解明・治療法の開発に関する研究を含む)。
2)身体運動学
 運動学、運動力学、生体工学に関する理学療法学領域の基礎研究(機能解剖に関する 研究、筋電図、超音波診断装置を用いた研究、筋力トレーニングやストレッチング効果に関する研究等を含む)。
3)神経生理学(運動学習・運動制御を含む)
 神経科学、認知科学、心理学に関する理学療法学領域の基礎研究(運動制御・運動学習に関する研究を含む)。
4)運動生理学
 身体活動を支える呼吸機能、心臓・循環機能、体液調整、腎・肝機能、自律神経機能、体温調整、消化吸収とエネルギー代謝等の運動負荷への生理学的応答に関する理学療法領域の基礎研究。
5)生体評価学
 生体評価学(筋力、可動域、感覚など)に関する理学療法領域の基礎研究(評価法の開発や信頼性、妥当性の検証に関する研究を含む)。

 本学会はこれらの5領域における研究成果を統合し、理学療法を支える新たな基盤的学問体系を創造し、その成果を広く発信することにより、理学療法の科学的検証に資することを通して、広く世界の人々の健康と幸福に貢献することを使命として学術活動を継続するものである。

登録会員数(2019年2月1日現在)

8,352名