第6回日本予防理学療法学会・第2回栄養・嚥下理学療法部門研究会参加記

令和元年11月10日
栄養嚥下理学療法部門
運営幹事 石川 淳
               鈴木 裕也


令和元年10月19日・20日の2日間にわたり、広島国際会議場で第6回日本予防理学療法学会学術大会が開催されました。本学術大会は、「健康増進と理学療法」をテーマに、第2回栄養・嚥下理学療法部門研究会と第2回産業理学療法部門研究会の合同学会として開催されました。本学術集会では、栄養・嚥下理学療法部門の代表運営幹事でもある吉田 剛(高崎健康福祉大学)が、部門研究会長・合同副大会長を務めました。
 

会場前

会場前

(左から)産業理学療法部門 岡原 聡 先生  大会長 浦辺幸夫 先生 栄養・嚥下部門 吉田 剛 先生

(左から)産業理学療法部門 岡原 聡 先生  大会長 浦辺幸夫 先生 栄養・嚥下部門 吉田 剛 先生

(中央)栗本運営幹事 (演者)内田運営幹事 (中央後ろ姿)小泉運営幹事

(中央)栗本運営幹事 (演者)内田運営幹事 (中央後ろ姿)小泉運営幹事

今回、栄養・嚥下理学療法に関するセッションは、特別企画、セレクション口述、一般口述(3セッション)、ポスター(1セッション)が設けられており、当部門の運営幹事も司会や講師、座長や演者として、関わらせていただきました。

 

 今回、265演題の中から、栄養・嚥下理学療法に関する演題は、セレクション4演題、一般口述19演題、ポスター8演題の計31演題あり、どのセッションもフロアからの活発な質疑応答があり、大変見ごたえのある発表ばかりでした。また昨年の大会よりも演題数は増加しており、栄養・嚥下理学療法への関心の高さが伺えました。
 

座長の山田運営幹事

座長の山田運営幹事

座長の宮本運営幹事

座長の宮本運営幹事

セッション開始前の座長 石川運営幹事

セッション開始前の座長 石川運営幹事

セレクション口述で発表の山田運営幹事

セレクション口述で発表の山田運営幹事

 栄養・嚥下理学療法部門特別企画では、「栄養・嚥下理学療法の最新のトピックス」をテーマに、当部門の吉田剛代表運営幹事(高崎健康福祉大学)が司会を務め、2名の運営幹事による講演が行われました。
 

鈴木運営幹事

鈴木運営幹事

鈴木 裕也 運営幹事(製鉄記念八幡病院)は、「栄養理学療法の最新トピックス」として、昨年公開された、低栄養の国際診断基準(GLIM基準)や改定サルコペニア診断基準(EWGSOP2)について詳しく解説されました。またサルコペニアがICD-10に登録されたことにより、治療対象疾患として考えていかなければならないことや、運動+栄養のコンビネーション介入について、サルコペニア診療ガイドラインやリハビリテーション栄養診療ガイドラインをもとに、その有用性や課題についてお話しされました。
 

内田運営幹事

内田運営幹事

内田 学 運営幹事(東京医療学院大学)は、「脳血管障害に出現する摂食・嚥下障害を参考にした評価と介入」として、脳血管障害による嚥下障害の問題点をわかりやすく整理し、解剖・運動学的視点からの評価・介入方法について、詳しくお話ししていただきました。また理学療法士の得意分野でもある呼吸や姿勢と嚥下機能の関係についても紹介され、理学療法士として嚥下機能向上を目指すうえで、呼吸機能や姿勢調節に着目したアプローチの重要性や他職種との住み分けについて述べられました。
 

1時間という限られた時間の中で、両運営幹事からは熱のこもった濃密なお話が伺え、会場は満席で立ち見の方も多く、200名以上の方で盛り上がった企画となりました。
 

栄養・嚥下特別企画座長 吉田代表運営幹事

栄養・嚥下特別企画座長 吉田代表運営幹事

栄養・嚥下特別企画前の会場の様子

栄養・嚥下特別企画前の会場の様子

次回、第7回日本予防理学療法学会学術大会(第3回栄養・嚥下理学療法部門研究会/第3回産業理学療法部門研究会)は、令和2年9月26日・27日に当部門の代表運営幹事である吉田 剛(高崎健康福祉大学)が、大会長・研究会長を務め、「明るい未来を拓く予防理学療法実践~栄養と運動で健康寿命を延伸~」をテーマに、オープンしたばかりのGメッセ群馬で開催されます。
 

次回学会大会長 吉田剛 代表運営幹事

次回学会大会長 吉田剛 代表運営幹事

オリンピックの余韻が残る中、開催される次回学会には、ぜひ多くの方にご参加いただき、大会を盛り上げていただければと思います。また栄養・嚥下理学療法に関する沢山の演題ご応募をお待ちしております。
 

(上段左より)山田・内田・小泉・宮本・石川(下段左より)鈴木・吉田・南谷・栗本

(上段左より)山田・内田・小泉・宮本・石川(下段左より)鈴木・吉田・南谷・栗本

最後になりますが、今年度より新規に5名の運営幹事が加わり、当部門は計11名の運営幹事となりました。我々協力して、栄養・嚥下理学療法の発展に尽力します。皆様方、どうぞよろしくお願いいたします。

栄養・嚥下理学療法部門 運営幹事一同
文責:石川 淳 撮影:鈴木 裕也