第3回栄養嚥下理学療法部門研究会に参加して

2020年10月2日
日本理学療法士学会
栄養・嚥下理学療法部門
運営幹事(広報) 中島 活弥

2019年
11月11日 私は第7回日本予防理学療法学会学術大会準備委員のメーリングリストに部門代表として参加しました。
会期は 2020 年 9月26-27 日。場所は最新のコンベンシ ョンホール(G メッセ群馬)で行う予定でした。

2020年
3月9日 
協会より「本会主催 学術集会、研修会等(2020年4月末迄開催分)中止について」が出されました。COVID-19の影響が本格化した時期です。
4月12日 当部門より「学会中止(対応検討中)」のメールマガジンを発行しました。
4月30日 大会準備委員会よりWeb開催の報が届き、当部門も同時にWeb学会への準備をすることになりました。

開催まで430通を超える準備委員会のメーリングリストには、その時々の悩み、苦労などの様々な表情が見て取れます。しかし確実に前進しているのを実感できました。

様々な作業を進めながら
2020年9月27日 日本理学療法士協会初のWeb学会が開催されました。

解良準備委員長の開会宣言の後、吉田大会長の挨拶には様々な思いが込められていました。

本来なら、秋の風の中、高崎で顔を突き合わせていたはずの皆さんと、藤沢の地で、パソコンに向かいながらキーボード越しにコメントすることなど誰が想像したでしょうか?

しかし、少しでも対面式に近くなるような環境を整えてくえださった、準備委員会の先生方、関係者の方々には頭が上がりません。
それくらい、充実した内容であり、しっかりと拝聴出来た学会でした。


 

私は座長を務めさせていただき、演者の先生方やご質問をくださる先生方の橋渡し的な役割をすべく、担当時間はずっと、各演題を巡回しておりました。

実は、もう少しゆったり出来ると思ったのですが、開会式から各種講演を視聴していたら、あっという間に13:00になりました。
13:00から栄養嚥下部門セレクションLiveが開始されました。運営幹事の山田座長の下、セレクションされた演題を我々運営幹事が視聴します。
皆さん素晴らしいご発表でした。
14:00からは私が座長を務める一般演題。
活発な討議をありがとうございました。
15:00から、オンラインでの運営幹事会。ここで部門の3賞を決する為、協議を入念に行わさせて頂きました。
16:00 やっとお昼ご飯をPCの前で頬張りながら視聴をし、気づけば閉会式。

あっという間の一日でした。

会場型の学会との大きな違いはやはり「顔が合わせられない事」ですがもう一つ「座りっぱなし」もきついですね。

 

学会準備から当日までを簡略に書かさせて頂きました。

COVID-19の影響で皆さん大変な生活の連続だと思います。
しかし、その中でも学術活動にブレーキをかけない様、開催までご尽力された大会運営の皆様に深謝致します。

楽しく学べた学会でした。

【第3回栄養・嚥下理学療法部門研究会 表彰演題】

最優秀賞 
培養系における骨格筋細胞のアルブミンによる肥大
鈴鹿医療科学大学保健衛生学部リハビリテーション学科 笹井 宣昌先生



大会長賞
地域在住自立高齢者における嚥下関連筋の筋力と運動機能および骨格筋量との関連性
北里大学医療衛生学部理学療法学専攻 小川 七海先生


優秀賞
回復期リハビリテーション病棟入院患者の全エネルギー消費量(TEE)算出のための活動係数の検討
結核予防会新山手病院 東京都立大学大学院人間健康科学研究科 清水 智子先生