2022.11.30

日本栄養・嚥下理学療法研究会の学会化について

日本栄養・嚥下理学療法研究会は学会へ移行します。

  理学療法の主たる対象は高齢者であり、栄養や嚥下に障害を抱えるケースも稀ではありません。当研究会は、理学療法場面での栄養・嚥下障害のマネジメントの必要性を唱えるべく、様々な活動を実施してきました。疾患に偏ることなく、低栄養を背景にしたサルコペニア・フレイルに対する骨格筋機能障害、運動機能障害、オーラルフレイルなどの口腔機能障害を背景にした嚥下障害、顎関節機能障害に対する理学療法などは、他の連合学会 と専門性を分けた当研究会の独自的な介入です。疾患により引き起こされる栄養障害や嚥下障害についても理学療法評価、理学療法介入は重要であり、当研究会独自の領域と、他団体・他学会・行政機関・産業機関(一般企業)などと共同で実践すべき課題などを調整しながら更なる発展を目指していきます。そして、理学療法のアイデンティティーを活かしながら、当該領域でのプレゼンスを高め、未来へとつながる基盤形成を行っていきたいと考えています。
  国民の健康を守り、福祉に寄与する、適切な知識・技術を兼ね備えた理学療法士を育成していくことが法人学会に求められています。当該領域の発展のためには、卒前卒後教育や生涯学習の体系化による後進育成が不可欠で、エビデンスの構築と整理、それらに基づく評価・介入法の体系的な標準化を目指す必要があると考えています。そして、これらを国民に還元していくことが、法人学会としての社会的責務であると考えています。
  ぜひ、学会化したのちも引き続き当学会が発展するようご協力いただけると幸いです。


【専門会員A/B,一般会員の皆様へ】
 専門会員A/B,一般会員の皆様には新法人の設立にあたり、研究会員から学会員への会員身分移行手続きが必要になります。
 個別に郵送およびメールにて案内をお送りします。必ず、開封いただき、2022年12月31日までに手続きを行ってください。
 
1.これまで研究会では専門会員Bを除き年会費が無料でしたが、学会移行に伴い以下の年会費がかかります。
  専門会員A:2,000円
  専門会員B:4,000円(2,000円増額)
  一般会員 無料(変更なし)
 
2.年会費は2023年度から発生致します。
  専門会員Aについては、2023年度日本理学療法士協会年会費と併せてお支払いいただきます。
  専門会員Bについては、ご登録いただいているお支払方法(クレジットカード払い/口座振替)にてお支払いいただきます。
 
3.専門会員A/B,一般会員の皆様は以下の手続きが必要です。
  ① 同じ会員種別(専門会員A/B、一般会員)にて学会員へ身分移行する⇒メール・郵送にて案内するサイトにアクセスし、手続きする。
  ② 会員種別を変更して学会員へ身分移行する(専門会員A→一般会員、一般会員→専門会員A)⇒メール・郵送にて案内するサイトおよびマイページに
   おのおのアクセスし、手続きする。
  ③ 学会員へ身分移行しない(研究会を退会する)⇒メール・郵送にて案内するサイトおよびマイページにおのおのアクセスし、手続きする。

4.登録締切り 2022年12月31日
  これ以降の申請は受付できませんので、ご承知おきください。

5.①同じ会員種別(専門会員A/B、一般会員)にて学会員へ身分移行する場合のみ協会マイページの手続きは不要ですが、②の場合は会員種別変更を、
  ③の場合は研究会の退会手続きを、協会マイページにアクセスし必ず実施して下さい。


※2023年3月4日・5日に開催される、第8回日本栄養・嚥下理学療法研究会学術大会の参加費については、会員身分移行手続き以前の会員区分が適用されます。