【栄養・嚥下理学療法の定義】


栄養理学療法とは、 「対象者の機能・活動・参加、QOLを最大限高めるために、栄養障害、サルコペニア、栄養摂取量の過不足を把握した上で、状況に適したゴールを設定し、理学療法を実践するものである。それにあたって、理学療法士は管理栄養士などの多職種と栄養評価や理学療法評価を共有し、活動量、筋緊張、不随意運動などを考慮した栄養管理と栄養理学療法を検討する」

嚥下理学療法とは、「障害者やフレイル高齢者の摂食嚥下障害および機能低下によって生じるリスクやQOL低下を予防・改善するために、理学療法士は多職種と連携して摂食嚥下障害、栄養障害の有無を把握し、摂食嚥下機能を阻害する因子を呼吸、姿勢、身体機能などの視点から多角的に評価した上で、状況に適したゴールを設定し、運動療法などの理学療法技術を通じて、摂食嚥下に関わる局所および全身機能、活動、参加、QOLを最大限高めること」

2017年9月1日 栄養・嚥下理学療法部門