概要

設立の趣旨

ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法部門では、性差医療の視点から健康問題を捉え、その症状や生活の質の改善につながる理学療法を提供するため、学術的視点と臨床の視点に立ち、根拠に基づいた理学療法の構築と、その普及、教育を目指します。

女性および男性の健康は、それぞれのライフステージにおいて様々な生理学的変化が生じ、心理社会的な出来事から影響を受け、特有の変化を経験します。このことから、心身の健康状態を維持かつ増進するためには、女性や男性の特徴を考慮した支援が重要であると考えます。

思春期には第二次性徴期を迎え、心身が成熟する成人期を経て、その後の高齢期に至ります。この過程において、例えば、女性では月経、妊娠や出産、閉経によって、身体的変化を生じ、家族との人間関係、仕事や家庭へ影響を及ぼします。男性では中年期から高齢期において前立腺肥大、前立腺がんへの罹患や術後には排尿の問題を有し、生活の質を低下させることが知られています。

このように、男女の生涯にわたって関わる臨床において、本邦や諸外国では、理学療法士が医師(産婦人科、泌尿器科、整形外科、乳腺科、直腸肛門科等)、看護師、助産師、保健師の他職種とともに携わっています。今後は、理学療法士がこれらの問題に対してどのよう関われるかを再考し、臨床と研究、教育を推進していくことが大切であると考えます。ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法では、この分野の発展に力を尽くし、本邦の保健・医療・福祉および国民の健康に寄与することを目的とします。

主な領域

  1. 産前産後の問題
  2. 失禁の治療や予防
  3. 骨盤底筋障害の予防と管理
  4. 子宮癌、乳癌など手術後のリンパ浮腫への治療
  5. スポーツを実施する女性に対するマネージメント

登録会員数(2016年4月1日現在)

1,264名