2021.10.06

第8回学術大会

開催概要

テーマ 呼吸を詠む
開催日 2022年9月23日 (金・祝)
開催地 函館市民会館
※ 感染状況によりWeb開催になる可能性があります。
開催形式 現地開催
※ 感染状況によりWeb開催になる可能性があります。
学術大会長 山下 康次 (市立函館病院)
準備委員長 三浦 利彦 (独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター)
第8回日本呼吸理学療法学会
学術大会ホームページ
(専用サイト)
近日公開予定
日本呼吸理学療法学会
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大会長挨拶

第8回日本呼吸理学療法学会学術大会
学術大会長 山下 康次
(市立函館病院)

 呼吸理学療法は、慢性期や急性期の呼吸管理において、呼吸障害の予防と治療のために 適応される理学療法の手段であると定義されています。以前の呼吸理学療法のアウトカムは、呼吸機能の改善や肺合併症の予防でありましたが、最近では身体機能の改善や生命予後が問われており、呼吸理学療法の目的や内容は著しく変化してきていると思われます。とくに急性期では、鎮痛や鎮静方法が患者主体の管理となり、挿管人工呼吸中でも歩行が可能となるなど劇的に変化し、無気肺などの呼吸器合併症の予防や身体機能の維持が可能となってきました。また、慢性期では多くのデータが蓄積され呼吸理学療法の介入により生命予後を改善することが明らかとなってきました。
 昨今、日本は世界に類を見ない超高齢化社会となり、集中治療室入室患者の高齢化、誤嚥性肺炎や虚弱高齢者の増加などが呼吸理学療法を行ううえで大きな問題となっています。これらの問題点は、急性期から慢性期および安定期において、呼吸障害のみの視点では改善することが困難であり、幅広い知識の習得とその知識を患者に活かすことが必要であり、さらには理学療法士のみでは対応が困難であり多職種が綿密に連携することが非常に重要であると考えます。
 一方で、呼吸理学療法を含めた呼吸リハビリテーションのアウトカムは、身体活動やQOLが注目されており、その成果も良好である報告が多くを占めていますがほとんどが欧米からの報告であり、安易に本邦における呼吸理学療法の介入へと結びつけることに疑問が持たれます。
 こうした中で、私たち理学療法士はこの先の時代の流れを詠み、どのような備えが必要でどのように対応していくのかが問われていると思います。
 第6回学術大会では「呼吸を診る」というテーマで患者の呼吸状態の変化を捉え、第7回学術大会では「呼吸を知る」をテーマにその状態変化のもとである生理学的な点について立ち返りその現象のもとを知る、ことがテーマとなりました。これらの経緯を踏まえ、第8回日本呼吸理学療法学会学術大会のテーマは、「呼吸を詠む」といたしました。本学術大会では、次世代を担う理学療法士とともに本邦におけるこれからの呼吸理学療法の流れを「詠む」ことを目的に、様々な視点で情報を発信するために有意義な企画を予定しております。
 最後に、新型コロナウィルスの収束が見えない中での学会準備となりますが、学会運営スタッフ一同により参加者の皆さまに満足いただけるよう準備してまいります。ひとりでも多くの皆さまの参加をお待ちしております。

特別講演

 自発呼吸を詠む
 講師:尾崎 孝平(神戸百年記念病院)

教育講演

 呼吸理学療法と倫理
 講師:氏家 良人(函館市公営企業管理者 病院局長)

シンポジウム1

 呼吸器疾患の身体機能向上に今何が必要か? ~臨床的特徴とその対策~
 
 1.慢性閉塞性肺疾患
    講師:川越 厚良 (市立秋田総合病院 リハビリテーション科)

 2.間質性肺疾患
    講師:渡邉 文子 (公立陶生病院 中央リハビリテーション部)
 
 3.外科周術期
    講師:垣添 慎二 (北九州市立医療センター リハビリテーション技術課)

 4.集中治療後症候群
    講師:高橋 正浩 (市立札幌病院 リハビリテーション科)

シンポジウム2

 これからの呼吸理学療法を詠む
 
 1.呼吸理学療法の変遷
    講師:高橋 仁美(福島県立医科大学 保健科学部 理学療法学科)

 2.慢性呼吸不全に対する呼吸理学療法の標準化へ向けた課題
    講師:神津 玲 (長崎大学医学部 保健学科 理学療法学専攻)
 
 3.急性呼吸不全に対する呼吸理学療法の標準化へ向けた課題
    講師:鵜澤 吉宏 (亀田総合病院 リハビリテーション科)

 4.今後の呼吸理学療法の展望
    講師:玉木 彰
     (日本呼吸理学療法学会理事長 / 兵庫医療大学 リハビリテーション学部 理学療法学科)

演題募集期間

 演題の募集開始は2022年3月上旬を予定しております。

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