第1回 日本予防理学療法学術集会

第1回 日本予防理学療法学術集会
期日 平成27年2月8日(日)
会場 東京工科大学蒲田キャンパス
集会長 大渕修一(東京都老人総合研究所)
抄録集 PDFファイル

会場内の様子

会場内の様子

最優秀賞授与

最優秀賞授与

開会式にて大渕集会長挨拶

開会式にて大渕集会長挨拶

学術大会看板

学術大会看板

第1回日本予防理学療法学術集会レポート

平成27年2月8日(日),全国から340余名が参加し,第1回日本予防理学療法学術集会が東京工科大学蒲田キャンパスにて開催されました.
集会長であり,日本予防理学療法学会代表運営幹事の大渕修一先生による集会長講演や,国立長寿医療研究センター所長の鈴木隆雄先生による特別講演が行われ,予防理学療法についての疫学的エビデンスに基づいた報告への期待や,今後の予防理学療法にむけて具体的な方向性の提案が示されました.さらに,各協賛企業のデモや書籍販売,転倒予防機器のデモなども行われました.
また,一般演題は23演題の発表が行われました.その中でも,長野県内での活動について3演題を発表したNPO法人 佐久平総合リハビリテーションセンターのグループは,高齢社会となった日本でPTが未開拓に近い,小中学校や保育所といった環境での活動や,病院から退院した後の患者様が介護予防事業を自主的に行えるようプロデュースしたことなどを報告しており,PTが今後活躍しうる場について非常に示唆に富んだ内容で,最優秀賞を獲得しました.その他の演題も,地域や行政で予防に尽力する理学療法士の現状の報告など,様々な切り口の発表があり,私には非常に刺激的で有意義な大会となりました.

文責:東京都リハビリテーション病院 山川諒太