大会長挨拶

第4回日本心血管理学療法学会学術大会
大会長 内山 覚
新東京病院
 
テーマ 未来 明日の臨床が変わる一歩を!
 
この度、第4回日本心血管理学療法学会学術大会を2019年9月14日(土)に沖縄コンベンションセンターで開催させて頂くことになりました。

テーマは「未来 明日の臨床が変わる一歩を!」といたしました。心血管領域の治療は目を見張る進歩を続けています。カテーテルを用いた血管内治療は標準的に行われていますし、弁膜症を含めた構造的心疾患もカテーテル治療が盛んになっています。心不全のチームアプローチは広く行われるようになっていますし、外科手術の小侵襲化や適応の拡大などを受け手術後の回復も飛躍的に早くなっています。この様な臨床を取り巻く環境の変化に、われわれ理学療法士も前進を止めるわけには参りません。臨床はもとより、研究も教育も、すべてのことは患者さまのために展開されるべきと確信しております。そのための熱い議論を暑い沖縄で、文字通り胸襟を開いて繰り広げられるよう魅力的な学術大会にしたいと考えています。

今回は第6回日本糖尿病理学療法学会(浅田史成大会長)と合同開催となっています。2つの関連する学術集会に同日程でご参加いただくことで、広い視点でのディスカッションを繰り広げられることでしょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 
 
 
 
第6回日本糖尿病理学療法学会学術大会
大会長 浅田 史成
大阪労災病院治療就労両立支援センター
 
この度、第6回日本糖尿病理学療法学会学術大会を2019年9月14日(土)に沖縄コンベンションセンターで開催させて頂くことになりました。

テーマは「生活習慣病への挑戦〜健康に導く力を共に考える〜」としました.肥満をベースにした2型糖尿病などの生活習慣病対策は,医療費の増大を食い止めるために必要です.生活習慣病治療のための医療は日進月歩であり,特に薬物療法の進歩は目を見張るものがあります.しかし,生活習慣病の治療および予防のために必要なことは生活習慣の改善です.特に糖尿病理学療法において用いられる運動療法は,生活習慣病だけでなく,ロコモやフレイルなどの運動器疾患の治療・予防に繋がります.この基本的な運動療法を効果的に用いるため,対象者のライフスタイル,職業,身体機能,心理的状態を把握し,食事療法,薬物療法をもふまえた運動および身体活動の推奨が望まれています.単なる治療としてエビデンスのある運動療法を推奨するのではなく,対象者の詳細な背景を加味した理学療法の提供が望まれています.生活習慣病患者を,より健康に導く力を提供できるような関りができる専門職として,スキルと志しを持ちチームアプローチに貢献しなくてはなりません.本学術集会にて臨床,研究,教育に関して真摯に議論していただき,熱い思いを日本の南から発信したいと考えています.

今回は第4回日本心血管理学療法学会(内山覚大会長)と合同開催となっています。2つの関連する学術集会に同日程でご参加いただき、内部障害に対するアプローチをより深く掘り下げた知識を共有できるのではないでしょうか.
皆様のご参加を心よりお待ちしております。