16名のCMT病患者(男性7名、女性9名、年齢31-82歳、type1A-9名、type2-2名、type不明-4名、X-linked-1名)。
全員が足部痛を有しており、その期間は1ケ月から240ケ月で平均77.3ケ月であった。足部痛は裸足または靴装着で有しておりその痛みは慢性的であった。両足に痛みをもっている割合は50%で、ほとんどのケースは中足骨痛、種子骨痛、midfoot osteoarthritisなどの診断名がついていた。後足部、中足部、前足部に痛みがあるケースはそれぞれ68%、56%、88%であった。凹足の存在とその重症度はRedmondらによるfoot posture index (FPI)で評価した[1.]。-12は著しい凹足、+12は著しい扁平足を意味する。足部の背屈角度はlunge testによって評価した[2.]。また、足部の痛みと機能評価はself-report foot health status questionnaire (FHSQ)でスコアー化した[3.]。また、SF-36の4項目(身体機能、全体的健康観、日常の役割、社会的役割)を評価した。足部底屈圧はcontrol shoeを装着して、Novel Pedar-mobile-in-shoe systemを用いて測定した。データは10m歩行路を快適な速度で歩行して収集した。足部底屈圧は前足部、中足部、後足部の3つの領域に分けられ、それぞれの領域のpeak pressure、mean pressure、pressure-time integral、contact durationを測定した。臨床的にもっとも症状がある側の足部を測定した。